はじめに
クラシックミニはゴーカートフィーリングで街中でもサーキットでもキビキビと走れてとても楽しい車です。ですがミッションは4速で市街地から高速道路まで走るように網羅されているので、ワイドレシオに設定されています。
さらにギアの入りをスムーズにする為と音を低減する為に、ヘリカルカットのギアになっています。なのでここの伝達時にパワーロスが生まれてしまいます。
特にサーキット等を走るとこの二点を改善して、よりキビキビと走りたいと思う方も出てくると思います。そん方におすすめなのがストレートカットクロスミッションです。
ストレートカットクロスミッションのメリット
加速が良くなる
ワイドレシオのギア比からクロス化する事で、その時に最適なギアが選択出来るようになり加速がよくなります。さらにテンポよくギアチェンジが出来るので、そこがとても楽しくなります。
併せてヘリカルからストレートカットになっているので、その分パワーロスが無くなり、よりダイレクトにエンジンパワーがタイヤに伝わるようになります。
この二点だけでもかなりの違いが生まれて、サーキットだけでなく街中を走るだけでも運転がより楽しくなることは間違いありません。
ギアの入りも問題なし
ストレートカットにするとギアが入りづらくなるのではないかと心配される方もいるかと思います。しかしそんな事は一切ありません。ちょっと傷んで入りづらくなったノーマルのギアなどよりはむしろ入りは良くなります。
デメリット
場合によっては最高速度が落ちる
これはどういったギア比のミッションを組むかや、ファイナルギアをどうするかによって変わりますが、クロス化すると多くの場合最高速度は落ちるかと思います。イメージとしては最高速は抑えてその分加速に振る感じでしょうか。
5速にするとかファイナルは変えないとかある程度の対処法はあるので、最高速はあまり落としたくはない方はそちらの方法を検討してみても良いかと思います。
音が大きくなる
ストレートカットにすると、特有の「ギュイーン」「ギャンギャン」といったメカ音がかなり大きく聞こえるようになります。
これを、レーシングカーみたいで気分が上がるとメリットに感じる方は勿論問題ありません。そうでなく、ストレートカットにはしたいけどあんまりうるさ過ぎるのはちょっと…という方は、ミッションを組む際にフリクションを減らして音を軽減するような金属加工をしておくと多少は低減出来るようです。
費用が高い
これはそもそもの部品代も10万円前後からしますし、エンジンを降ろしての作業になりますのでその工賃も含めて結構な出費にはなります。
ですので、エンジンやミッションのOH時のタイミングに合わせて組むのが良いと思います。オーバーホールするという事はミッションもへたっているタイミングだと思いますので、新しいものに替える際の選択肢としてストレートカットクロスミッションに替えるというのもありかと思います。
まとめ
以上、ストレートカットクロスミッションのメリットデメリットを紹介しました。
色々デメリットも紹介しましたが、私個人としてはよりキビキビと走るようになったのでさらにミニが好きになりました。
この記事がお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
DELTAのコピー品と HKS製パーツは異なります。
特にマフラーや吸気系の猿真似コピー品は
一般ユーザーに間違った選択に繋がるので
DELTANとはHKS製は全く異なる事を情報発信願います。
MT-DRACO 高田 実
https://blog.goo.ne.jp/mt-draco
https://www.youtube.com/@mt-draco4352
ご指摘ありがとうございます。
仰る通り記事ではHKSのヴァルタンマフラーについての記述の後にDELTANのマフラーが紹介されておりましたので、
該当箇所を削除させて頂きました。
今後も誤解を与える記述が無い様に努めて参ります。
また何か間違いがありましたら、遠慮なくご指摘いただければ幸いです。
ありがとうございました。