はじめに
1980年代に活躍したイギリスの3ピースバンドです。「見つめていたい」等の大ヒット曲もあるので、ご存知の方も多いかと思います。
メンバーの不仲で活動停止するまでに5枚のオリジナルアルバムをリリースしています。デビュー当初はニューウェーブパンクとして捉えられていたりもしましたが、レゲエの要素を多く取り入れていきホワイトレゲエと言われることも多いバンドです。
基本ドラム、ベース、ギターというシンプルな3ピース編成で、ベースは余計な音は出さなかったり。ギターはアルペジオやレゲエ特有の裏打ちのカッティングのみ等非常にシンプルな引き算のアンサンブルになっている事が特徴で気持ちがいい所でもあります。
そのアンサンブルにベースヴォーカルのスティングの魅力的な声が乗っている訳ですが、まだ若い頃なので、ポリス以降のソロになって年齢も重ねた声の方が好きという方もいる事でしょう。
ポリスとしてのスタジオアルバムは5枚だけなので、3ピースバンドに興味がある方は全て聴いてみる事をおすすめします。
ポリス 全スタジオアルバム紹介
シンクロニシティー
1983年発表の5枚目のアルバムで、ポリスとしての最後のアルバムにもなっています。
このアルバムには、最大のヒット曲「見つめていたい」も収録されているポリスで一番有名なアルバムで、ロック史上でも名盤として挙げられるアルバムでもあります。
80年代の音楽らしくキーボードもアンサンブルの一つとして大きな割合を占めています。「見つめていたい」の他にも「シンクロニシティーⅠ、Ⅱ」も必聴です。
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ゴースト・イン・ザ・マシーン
1981年発表の4枚目のアルバムです。
このアルバムから、キーボードがしっかりとアレンジに入ってきていて、この後のシンクロニシティーに繋がっています。
好みにはなりますが、曲のラインナップ的にはシンクロニシティーよりもこちらのアルバムの方がよりまとまっている感じもするので好きです。特に「マジック」や「マテリアル・ワールド」はかっこいいのでおすすめです。
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ゼニヤッタ・モンダッタ
1980年発表の3枚目のアルバムです。
このアルバムでは、まだそれほどキーボードも入っておらず、より3ピースのシンプルなアンサンブルが楽しめるアルバムになっています。
こちらには「高校教師」や「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」がシングルカットされています。「高校教師」は1986年にポリスが再結成された時に一曲だけ発表された「高校教師’86」の原曲でもあります。
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白いレガッタ
1979年発表の2枚目のアルバムです。
邦題は白いレガッタですが、原題は”Reggatta de Blanc”で英訳するとホワイトレゲエとなります。タイトル通りこの時点でかなりレゲエ色が濃く出ていて、ポリスというバンドの特色がよくわかるアルバムです。
リズムやアレンジがシンプルなのに曲ごとに特徴が違い、アルバムとしてよくまとまっている印象を受けます。あまり紹介される事がないアルバムですが、初期ポリスの名盤として是非聴いて欲しいアルバムです。
シングルカットされた「孤独のメッセージ」や「ウォーキング・オン・ザ・ムーン」だけでなく、「ひとりぼっちの夜」「コンタクト」等意欲的な隠れた名曲も収録されています。
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アウトランドス・ダムール
1978年発表のデビューアルバムです。
「ロクサーヌ」や「キャント・スタンド・ルージング・ユー」がシングルカットされヒットしました。
アルバムの一曲目に、当時流行っていたパンクへのアンチテーゼとして、敢えて当時のパンクの様なアレンジをした「ネクスト・トゥ・ユー」を収録したりしてる所がとても面白いです。二曲目以降はいきなりレゲエ調になってもろにポリスです。
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まとめ
以上、ポリスの全スタジオアルバムを新しいものから順に紹介しました。
一番新しいシンクロニシティーが一番売れたので、そこから遡る形で紹介しましたが、聴く順番はこれに拘らず好きな順に聴いていいと思います。シンプルなアンサンブルから聴いてみたいなら1枚目や2枚目から聴くのもおすすめです。
この記事がお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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