はじめに
ジャコ・パストリアスは1970年代から80年代にかけて活躍したアメリカのエレクトリック・ベース奏者です。ジャズ・フュージョンにカテゴライズされますが、ジャンルを超えて今でも多くの信者がいる偉大なアーティストです。
それまで裏方的な存在と思われていたベースを、ソロ楽器、リード楽器に昇華させた革新的なプレイを確立しました。
代名詞と言えるフレットレスのフェンダージャズベースを駆使して、ハーモニクス奏法等様々な超絶技巧も魅力ですが、作曲やプロデュースも手掛ける多才さも持ち合わせていました。
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ジャコはソロでの活動の他にも、ウェザー・リポートに加入していたり、ジョニ・ミッチェル等多くのアーティストとのセッションにも参加しています。
そこで今回は、そんなジャコ・パストリアスの音楽を知るのに、おすすめのアルバムを紹介します。
おすすめアルバム
ザ・エッセンシャル・ジャコ・パストリアス
2007年発表のベスト盤です。ソロ作品やウェザー・リポート時代の楽曲だけでなく、ジョニ・ミッチェル、パット・メセニー、ハービー・ハンコック等との楽曲も網羅されています。
2枚組ですが、それぞれの作品から押さえておくべき代表曲が収められていますので、このアルバムで大まかにジャコ・パストリアスのすごさは十分伝わると思います。
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ジャコ・パストリアスの肖像
1976年発表のソロアルバム第一弾です。このアルバムでベースの概念を変えたと言っても過言ではない衝撃作です。
上記の2007年のベスト盤が出る前なら、先ずはこのアルバムをおすすめしていました。
「ドナ・リー」や「コンティニューム」等全て名曲ですが、特に「トレイシーの肖像」はフレットレスベースのみでピッキングハーモニクス奏法を駆使して作り上げられた衝撃作ですので、是非とも聴いてみて頂きたいです。
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ヘヴィ・ウェザー
1977年発表のウェザー・リポートのアルバムです。
ジャコがウェザー・リポートに参加して2作目のアルバムです。このアルバムからジャコが全曲参加しています。
ジャズのスタンダードナンバーとなった「バードランド」ではジャコのピッキングハーモニクスが存分に聴けたり、ジャコの作曲で彼の代表作の一つである「ティーン・タウン」等名曲揃いのアルバムです。
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まとめ
以上、エレキベース界に革命を起こしたジャコ・パストリアスとそのおすすめアルバムを紹介しました。
これ以外にもたくさんのアルバムが出ていますので、先ずはおすすめアルバムを聴いて、気に入ったら他のアルバムを聴いてみると良いかと思います。
この記事がお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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