はじめに
クラシックミニは、販売終了から20年以上経った今でも多くのアフターパーツが手に入ります。なかなかここまでの車はないです。ですので自分好みに色々とカスタマイズする事が出来ます。
逆にどこから手を付けたらいいかわからない位です。見た目を好みに仕上げていくのか、快適装備をプラスしていくのか、走りを楽しめるチューニングをするのか本当に自由です。
ですので今回は、ミニの最大の魅力である走りを楽しめるような、所謂ライトチューニングの定番である吸排気系のパーツを紹介したいと思います。
排気系
マフラー
チューニングの定番です。ミニに限らずチューニングの第一歩として先ずはマフラー交換を考える方も多いのではないでしょうか。見た目も性能も音も変わるので変えた事がわかりやすいパーツでもあります。
一昔前は馬力もアップさせて音も勇ましい感じになるものが多かった印象がありますが、近年は音が控え目なものが多いです。アイドリング時にはノーマルと変わらないか、音質によってはより静かに聞こえるものもあります。しかしながら回すと気持ちがいい音がします。
馬力もアップしたり、抜けがよくなったりと性能面でも向上するものなら、走りのチューニングとしても効果が期待できます。
クラシックミニならではの点もあります。最低地上高がそもそも低いのでお腹を地面に擦りやすいのです。車高を下げたりしていると結構マフラーを擦ったりしがちなので、注意が必要です。ですが、こういった社外マフラーの中にはノーマルよりも最低地上高が上がるものもありますので、交換した方が擦りにくくなったりします。
後は見た目で、ノーマルの印象を変えたくなければサイド出し、ミニのマフラーはやっぱり真ん中から出ているのがかっこいいと思うならセンター出しと好みで選んでいいと思います。
ちなみに今私が装着していてオススメなのが、ヴァルタンのセンターマフラーです。
ヴァルタンは、有名な国内チューニングパーツメーカーのHKSとミニのパーツを数多く手掛けているJMSAが共同開発してクラシックミニ専用に作ったパーツブランドです。マフラーもセンター出しだけでなくサイド出しもあります。マフラー以外のパーツもあります。
このヴァルタンのマフラーをつける前は、前オーナーが付けていたメーカー不明のセンター2本出しのマフラーだったのですが、それと比べて大分音が静かになりました。音質自体が低音になり、特にアイドリング時はとても静かになりました。回しても低音の野太い音がするので、うるさ過ぎず気持ちのいい音がします。前方のボンネット内から聞こえるメカ音の方がうるさい位です。
性能的には、馬力もアップして抜けも悪くありません。そしてノーマルマフラーよりも最低地上高が稼げる設計になっているのがありがたいです。
見た目は、センターにかなり大きめのエンド部分が見えるので、かなり迫力があります。見た目だけ見るとすごくうるさそうなのですが、先述の通り実際はそんな事はないのでご安心ください。
ダウンパイプ
マフラーを変えるなら、フロントのダウンパイプも変えるのがおすすめです。ここも劣化したり擦ったりで排気漏れの原因になる部分です。よくこのパイプの蛇腹になっている部分を擦ってけばけばになっている車を見かけます。
このダウンパイプにもヴァルタンでHKSとの共同開発のものがあります。55%の軽量化と+15㎜の最低地上高アップを実現していてクオリティも高い一品です。
吸気系
エアクリーナー
排気系を変えたら、合わせて吸気系も変えたいですね。
吸気系はインジェクションかキャブかで付けるものは変わります。高年式車に採用されていて多数派であるインジェクション用の社外エアクリーナーでもいくつかの選択肢があります。
その中でも、性能面とフィルター交換の楽さからオススメなのが、これまたHKSのスーパーパワーフローです。
スーパーパワーフローはファンネル構造になっていて効率的に空気を取り込む事が出来ます。そもそもノーマルのエアクリーナーの空気取り入れ口と比べると何十倍にもなりますので、かなり空気を吸います。なので吸気音も大きくなります。ここは好みが分かれる所です。
そしてこのスーパーパワーフローは、フィルター交換時には上部にあるネジを手で回してカバーを外せばフィルターのスポンジを変えるだけです。工具も不要ですし、他の社外エアクリーナーの様に本体ごとの交換や清掃等しなくていいのでコスパ的にも長い目で見ればお得になります。替えのフィルターは3000円前後だったと思います。
見た目は、このフィルターが湿式なら赤、乾式なら緑でこれがエアクリーナー全体を覆います。なので、ボンネットを開けたときにこの色鮮やかなエアクリーナーが上部中央に鎮座しているのでインパクトは大です。ですので毒キノコなどと称されています。これまた好みが分かれる所かもしれません。
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まとめ
以上、クラシックミニの吸排気系のパーツをいくつかご紹介しました。
期せずしてHKS関連のパーツで吸気から排気まで統一する形になりましたが、勿論揃えなければいけないという事はありません。自分の好みのものを自由に組み合わせて自分だけの一台を作っていくのが楽しいので、好きなように組み合わせていきましょう。
この記事がお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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