キングクリムゾン入門 先ずはこの5枚を聞け

音楽

はじめに

日本人に昔から人気のプログレ。中でも四大プログレと評されて人気なのが、ピンクフロイド、イエス、エマーソンレイク&パーマー、そしてキングクリムゾンです。

どのバンドも好きですが、特にお気に入りなのがキングクリムゾンです。

そもそもプログレとは、プログレッシブロックの略で、先進的なロックといった意味です。その特徴の一つに一曲が長い大曲やコンセプトアルバムが多いという所があります。ですので聴く時はアルバム単位でフルで聴く事を断然おすすめします。

一曲だけで聴いても勿論かっこいいのですが、アルバムで通して聴いた時の構成や流れまで考えられた展開が、より感動的で鳥肌が立ちます。

その前提で、おすすめのキングクリムゾンのアルバムをランキング形式でご紹介します。

キングクリムゾン おすすめアルバムランキング

1位 レッド

名盤中の名盤です。無人島に一枚だけアルバムを持っていくならこれになるでしょう。

一曲一曲それぞれも素晴らしいのですが、アルバムとしての完成度がとても高いです。通常アルバムには何曲かはいまいちな所謂捨て曲が入っていたりするものなのですが、レッドにはそれがありません。

キングクリムゾンはメンバーがコロコロ代わっていて、ずっといるのはギターのロバートフィリップだけです。キングクリムゾン=ロバートフィリップと言ってもいいでしょう。

そしてこのレッドの時のメンバーは、ベストメンバーとも評されるベースヴォーカルのジョンウェットンとドラムのビルブラフォードです。ジョンウェットンは後にエイジアやUKでも活躍しますし、ビルブラフォードはイエスや同じくエイジア等多くのバンドで大活躍のドラマーです。勿論其々の技量も高いですし、何よりジョンウェットンの声がいいです。

音で言うなら、かなりハードでヘビーな音色で歪みが最高にかっこいいです。後のHR/HMにも多大な影響を与えたのではないかと思われます。

そんなことを抜きにしても、1曲目のレッドから最後のスターレスまでの流れが秀逸で、正にアルバムを通して聴く意味が分かる一枚です。

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2位 太陽と戦慄

レッドの二つ前のアルバムです。メンバーは第二期クリムゾンと言われるレッドと同じロバートフィリップとジョンウェットン、ビルブラフォードが中心のメンバーです。この第二期クリムゾンでは3枚のアルバムを出しているのですが、第二期クリムゾンの三部作の一作目に当たります。ちなみにレッドは三作目です。

アルバムの構成は、アルバムタイトルにもなっている太陽と戦慄パートⅠから始まって最後に太陽と戦慄パートⅡで終わります。これも最後のパートⅡへの流れが素晴らしいです。

曲もハードな音色で変拍子もバリバリでプログレらしい一枚になっています。

ちなみにこの時代の洋楽には、独特な邦題が付けられていることが多いです。この太陽と戦慄も原題は”Larks’ Tongues in Aspic”で直訳すると「雲雀(ひばり)の舌のゼリー寄せ」なんだそうです。これを「太陽と戦慄」と意訳した人のセンスは最高ですね。多分にジャケットからインスパイアされたと思いますが。

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3位 Starless And Bible Black

こちらは第二期三部作の二作目になります。

スタジオ収録とライブ収録の曲両方で構成されています。レッドと太陽と戦慄に比べると影の薄いアルバムですが、曲調は先述の2作品と同じくヘビーでかっこいいです。特に1曲目のThe Great Deceiverは名曲ですし、2曲目のLamentは度々ライブでも演奏される曲でもあります。

レッドや太陽と戦慄が好きならきっと気に入るはずです。

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4位 クリムゾンキングの宮殿

忘れてはならないのが、この1969年にリリースされたキングクリムゾンのファーストアルバムです。後の多くのアーティストに影響を与えた衝撃作でもあります。今に至るプログレはここから始まったとも評されてもいます。

第二期に残っているメンバーはロバートフィリップしかいませんが、ロバートフィリップ=クリムゾンのなのでいいのです。

特に1曲目の21世紀の精神異常者は歴史に残る名曲ですから必聴です。勿論アルバムで聴いて欲しいですが、最低でもこの曲だけは聴いておいて欲しい曲です。

さらに付け加えると、このアルバムのジャケットも必見です。インパクト大です。名ジャケットですね。

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5位 ディシプリン

第二期クリムゾンが解散してしばらくしてからメンバーを一新して復活したクリムゾンの最初の一枚です。

新たにギターヴォーカルのエイドリアンブリューとベースのトニーレビンという二人のアメリカ人が加入しました。それまではイギリス人で構成されたいかにも英国風なプログレバンドでしたので、ちょっと気色の違う雰囲気もあり受け入れないファンもいました。特にエイドリアンブリューはライブでもニコニコと楽しそうに動き回っていましたから、バンド内で浮いている風に捉えられた向きもあったかもしれません。

ですが、キングクリムゾンは=ロバートフィリップですから根っこの部分は変わりませんし、ライブで跳びはねるブリューをロバートフィリップが座ったまま見守っているようでもあり、それはそれでありな感じになっています。

のちにロバートフィリップ自身も歴代クリムゾンの傑作として、クリムゾンキングの宮殿とレッド、そしてこのディシプリンを挙げています。

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まとめ

以上、キングクリムゾンのアルバムの中から、必聴のおすすめアルバムをランキング形式で5枚紹介させていただきました。

個人的な好みもありますので、ご自身のランキングとは違う部分もあるかもしれませんが、概ね一般的な評価に沿ったものにもなっているかと思います。

是非CDでも何でもいいので、アルバム1曲目から通して聴いてみてください。より楽しめると思います。

この記事がお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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